三叉神経核群の構造と機能:中間亜核に注目して


1京都大学大学院 医学研究科 高次脳形態学教室、2ラバール大学、3CREST

○古田 貴寛1Deschenes Martin2、金子 武嗣1,3


暗い場所でよく活動するが視覚系がよく発達していないラットにおいてヒゲ感覚系は空間認知のための最優先モダリティである。中枢の入口となる三叉神経核から視床を介し大脳皮質に入力され、そこで外の世界の空間情報が再構築されると考えられる。このシステムにおいてヒゲの空間的配置(somatotopy map)は常に保存され、一本のヒゲに対応する構造はそれぞれbarrelette(三叉神経核)barreloid(視床)barrel(大脳皮質)と呼ばれる。この一連の構造においてどのように情報処理されているかを考えるために、まず入口である三叉神経核群に注目し、その中でも特に中間亜核について研究を行ったので、その結果を中心に三叉神経核の構造と機能について考察する。