シンポジウム発表の要旨(三上):

 学習課題遂行中のアカゲザル前頭連合野から細胞外記録したバーストを示すニューロン活動は、スライスや麻酔下の実験で確認されたFS(Fast Spiking)、FRB(Fast Rhythmic Bursting)、IB(Intrinsically Bursting)の各ニューロン・タイプと判定可能であった(第76回日本生理学会発表)。FRBおよびIBはともに律動性バーストを示し、その周波数帯域はFRBが25Hz以上、IBが25Hz以下であった。これらのバーストは、時間的加算等によりシナプス伝達に大きなインパクトを持つと想定される。また、FRBは視覚野で見つかっているChattering cellと同様、複数のニューロン群の同期活動の主役を担っている可能性もある。上記の分類を用いることにより、学習課題との関連を同定したニューロンの大脳皮質内局所回路での役割を解析可能である。


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